2017.2.18
【美味しいは楽しい!!】いい酒を造る蔵の条件
━━━━━━━━━━Vol.00014━2017.1.17━━ 【心と心を結ぶメルマガ】 ~新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ __c0__さん、こんにちは。 こころむすびの石田です。 本メルマガは、過去に名刺交換させていただいた方にも 配信させていただいています。 キーワードは 【美味しいは楽しい!】 です。 毎回、美味しくて楽しい、そして、皆様にお役に立てるような コンテンツをお送りいたします。 よろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─┐ ┌─┐ │目│ │次│ └─┘ └─┘ 【1】今が旬な日本酒 【2】本日のテーマ『いい酒を造る蔵の条件 』 【3】石田の独り言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【1】今が旬な日本酒 一月も半ばを過ぎ、お正月気分もすっかり終わり、皆さんいつも通りお仕事されていると思います。 酒蔵では、一年の中でも最も忙しい時期を迎えております。 通常、酒造りは、秋の新米が収穫できるちょっと前ぐらい、9月頃から掃除を含めて動き出します。 そして、10月に入ると、今年の米の状態を確かめながら仕込みが始まります。 毎年同じ作業だとしても、その年によって、米の状態は違うので、いきなり大吟醸のような、高価なお酒は造りません。 その蔵のスタンダードなお酒… 普通酒や本醸造から造り始めます。 年を越して、お正月も一段落すると、いよいよです。 その蔵のフラッグシップモデルである、純米大吟醸酒や、鑑評会(1年に1度行われるお酒のコンテスト)出品酒を仕込んでいきます。 蔵人達が一番緊張するお酒です。 蔵の威信をかけたお酒は、一年に一回しか造れませんから、蔵の中がピーンと張り詰めた空気感になります。 搾りのタイミングを決めるのは、醸造責任者である杜氏の仕事です。 『搾りのタイミングは今なのか?』 『もう一日待ったほうが良いのか?』 アルコールを造っているのは、人間でも機械でもありません。 菌という微生物です。 菌たちが、もうひと踏ん張りしてくれるのか?それとも、もう力尽きて発酵を止めてしまうのか? 誰にもわかりません。 人間の五感をフル回転させ、微生物たちと対話します。 人間ができることは微生物たちを見守るだけです。 祈るだけです。 そして、人間の叡智を超えたところで生まれてくるから、日本酒は神秘的なお酒なのでしょう。 まさしく神の酒… ~酒ソムリエがおすすめする1本~ 『田酒 純米大吟醸四割五分』(青森県青森市 西田酒造) 日本酒ファンなら、知らない人はいないほど、一世を風靡したお酒。 もちろん、現在も日本酒業界を牽引する一本です。 この純米大吟醸は、正統派フルーティーな香り。 透明感ある、スッキリした甘味、雑味を感じさせず、喉越しをスゥーと抜けていきます。 、 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【2】本日のテーマ『いい酒を造る蔵の条件』 酒造りのシーズンになると、毎年、幾つかの蔵元さんに見学に行ってきます。 何度も行っている蔵もあれば、初めて行く蔵もあります。 どこの蔵に行っても、造っている作業工程は大体、同じなのでサラッと見ます。 では、どこを見てくるのか? 何度も行っている蔵なら、お酒の出来具合ですし、初めて行く蔵なら、見るポイントが幾つかあります。 まず一つ目に、私は蔵人たちから見たら、訪問者。 笑顔で挨拶してくれる蔵人もいれば、黙々と作業されている蔵人もいます。 どのような対応をされるかは、酒造りにも関係している気がします。 二つ目は、作業中であっても、道具がきちんと整理整頓されているかどうか? 足の踏み場もないくらい、ごちゃごちゃしている蔵もあれば、同じ作業なのに、スッキリしている蔵もあります。 三つめに、その蔵のスタンダードなお酒、例えば、普通酒や本醸造酒の造りも手を抜いていないかどうか? 先程の話にもありましたが、その蔵のフラッグシップモデルは、皆さん一生懸命造ります。 そりゃ、そうです。 蔵の威信をかけたお酒ですから。 そうではなく、普段の晩酌に使うような、一番安いお酒だとしても、手を抜かずしっかり造っているかどうかです。 蔵の姿勢を見るなら、上の酒を見るのではなく、下のお酒を見ます。 ところで、上記に書いたことは、そのまま、企業にも当てはまりませんか? みなさんが、他所の会社に訪問した時の、従業員さんの対応だったり… 道具や書類が整理整頓されているかどうかだったり… このことはもちろん、こころむすびにも当てはまります(汗) 自戒を込めて書かせて頂きました。 気をつけます(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【3】石田の独り言 本日は、埼玉の本庄にある、味噌屋さんが開催する味噌造り教室に参加してきました。 プロの味噌屋が教える味噌造りはどんなものでしょうか? たくさんの学びがありました。 一番はやはり、消費者が知りたい内容をちゃんと伝えていることでした。 当たり前といえば当たり前ですが、ややもすると、専門的な内容になりがちなところを、誰でもわかりやすい内容で伝えておりました。 そして、誰しもが知りたい内容を伝えておりました。 本日の教訓!! 『誰しもが知りたい内容を、誰しもがわかる言葉で伝えること』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■もしこのメルマガが面白い! と思っていただけたら、 あなたの友人にもおススメいただけると嬉しいです。 空メール登録はこちら kinmedaino1@i-magazine.jp ■配信登録、変更、解除は、 お手数ですが以下よりお願いします。 https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=kinmedaino1 今まで読んでいただき、有難うございました! ■【心と心を結ぶメルマガ】発行人 新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび 石田洋司 〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-8-17 SYビル1F TEL:03-3355-3577 FAX:03-3355-3577 mail: cocoromusubi39@gmail.com 営業時間 17:30~24:00(L.O.22:30) 休日 日曜日・祝日 --------------------------------------------------- ■HP: http://cocoromusubi.com/index.html ■ブログ: http://ameblo.jp/cocoromusubi ■食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13039210/ ■FBページ:https://www.facebook.com/新宿御苑-魚と味噌と日本酒-こころむすび-107122342681986/ -------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━