2017.2.22
【美味しいは楽しい!!】日本酒と神様の関係
━━━━━━━━━━Vol.00016━2017.1.31━━ 【心と心を結ぶメルマガ】 ~新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ __c0__さん、こんにちは。 こころむすびの石田です。 本メルマガは、過去に名刺交換させていただいた方にも 配信させていただいています。 キーワードは 【美味しいは楽しい!】 です。 毎回、美味しくて楽しい、そして、皆様にお役に立てるような コンテンツをお送りいたします。 よろしくお願いします。 さて、寒い日が続いておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 外で冷えた体は、熱燗が恋しくなりますね。 こころむすびにも、美味しいお燗酒が多数揃えております。 今週は、まだまだお席も余裕がありますので、体を温めにいらしてくださいね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┌─┐ ┌─┐ │目│ │次│ └─┘ └─┘ 【1】今が旬な日本酒 【2】酒ソムリエがおすすめする1本 【3】本日のテーマ『日本酒と神様の関係 』 【4】石田の独り言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【1】今が旬な日本酒 世の中は、『表の世界』と『裏の世界』がございます。 実は、日本酒にも『表の日本酒』と『裏の日本酒』がございます。 普通、我々が、一般的に飲む酒は『表の酒』です。 リカーショップや百貨店で買うお酒も、居酒屋や屋台で飲む酒も『表の酒』です。 だけど、ある一部の酒には『裏の酒』が存在します。 裏の酒って…!? どういうこと? お酒のラベルには、たいてい銘柄が大きく書いてあります。 その銘柄の文字が、鏡に写したように裏側になっているお酒が、実は存在します。 これが『裏の酒』です。 では、なぜ裏ラベルにするのか? これには、蔵の事情がございます。 その事情というのは、蔵によってまちまちです。 たとえば、世の中にアウトレット商品というものがあります。 正規品と同じ新品で、同じように使えるのだけど、何かしらの理由で、B品になってしまった商品のことですよね。 これに近いと言えば伝わりやすいでしょうか? こころむすびにも、時々、『裏の酒』が入ってきます。 運が良ければ、飲むことができるかもしれません。 ~酒ソムリエがおすすめする1本~ 『裏上喜元 純米大吟醸 愛山』(山形県酒田市 酒田酒造株式会社) このお酒の帯には『押切』と書いてあります。 実は、お酒は、しぼると、 しぼり始め…荒ばしり しぼり真ん中…中取り しぼり終わり…責め又は押切 と、名前がついております。(明確な境界線はありませんが…) つまり、この『裏上喜元』はしぼり終わりだけを集めたお酒になります。 このお酒の正規品(中取り)と何ら味は変わらないのに、安く買えてしまう ありがたいお酒です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【2】本日のテーマ『日本酒と神様の関係』 先日の日曜日に京都の 松尾大社 http://www.matsunoo.or.jp/ に行ってきました。 この松尾大社は酒の神様を祀っております(他に奈良の大神神社も酒の神様で有名ですよね)。 酒造関係者は必ずと言っていいほど、造り始めと、造り終わりの時期にここを訪れます。 そして、醸造祈願をされる由緒正しい神社です。 もちろん、酒造りだけでなく、味噌造りや醤油造りの蔵元も参拝します。 全国の色々なとこで、『○○松尾神社 』という神社があると思います。 『松尾』とつく神社は全国に130ほどあるようですが、その総本社が京都の松尾大社です。 また、酒蔵を訪ねてみると、必ず何カ所かに神棚が祀られ、神社のお札が貼られています。 もちろん、"神頼み"で醸しているわけではありません(笑) だけど、とてもデリケートな微生物、菌を相手に仕事をしているので、どんなに気を配っていても、何が起るか分かりません。 特に、昔は衛生上、清潔を保つのがとても大変だった時代です。 杜氏が狙った酒を造れず、蔵が潰れてしまったこともあったそうです。 夜逃げをした杜氏や首をつった杜氏がいたそうな。 それぐらい、酒造りは命がけだったわけです。 最後は、神様にすがりたくなる気持ちは、誰にでも通じるのではないでしょうか? 今、我々が、一般的に『神道』と呼んでいるものの最も根本となることは、稲作の農耕儀礼です。 日本の神社で行われるお祭りの多くは 春に苗を植える前に豊作を祈る『祈年祭』 と 採れたお米をご神前にお供えして、感謝する『新嘗祭』 です。 ということは、一貫して、稲が、お米が豊作でありますようにと祈ることが、根幹になっています。 ざっくり言えば、 『お米がたくさん穫れますように』 と祈るところが、神社です。 だから、米から作ったお餅やお酒が、神様に対する一番重要なお供え物になるわけです。 お祭りでは、お酒がなかったら成り立たちません。 神事の後には必ず、直会(なおらい)という儀式があります その時に、『神人共食』と言って、お供えしたお米やお酒を下げ、神様と共にその場で戴きます。 そのことによって神様の力を自分たちの中に取り込むわけです。 お祭りでは、直会までが重要な儀式となります。 だから、日本酒と神様は切っても切れない関係なんですね。 なんだか、お酒の神様に少しお近づきになれた気がします。(笑) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■【3】石田の独り言 我々が普段、日本酒を飲むときに、神様を思い浮かべる方は少ないと思います(笑) だけど、日本酒は我々にとって、ビールやワインのような、単なるアルコール飲料、嗜好品ではなかったんですね。 日本の歴史とともに進化してきたのが日本酒です。 日本人の心、そのものが日本酒です。 そう思いながら飲むと、何だか違った味わいも感じるかもしれません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■もしこのメルマガが面白い! と思っていただけたら、 あなたの友人にもおススメいただけると嬉しいです。 空メール登録はこちら kinmedaino1@i-magazine.jp ■配信登録、変更、解除は、 お手数ですが以下よりお願いします。 https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=kinmedaino1 今まで読んでいただき、有難うございました! ■【心と心を結ぶメルマガ】発行人 新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび 石田洋司 〒160-0022 東京都新宿区新宿 2-8-17 SYビル1F TEL:03-3355-3577 FAX:03-3355-3577 mail: cocoromusubi39@gmail.com 営業時間 17:30~24:00(L.O.22:30) 休日 日曜日・祝日 --------------------------------------------------- ■HP: http://cocoromusubi.com/index.html ■ブログ: http://ameblo.jp/cocoromusubi ■食べログ:http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13039210/ ■FBページ:https://www.facebook.com/新宿御苑-魚と味噌と日本酒-こころむすび-107122342681986/ -------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━