【無濾過生原酒と化学調味料の関係】
みなさーん、こんにちわ。
こころむすびの石田です。
さて、みなさん、化学調味料の味ってどんな味ですか?
一言で言えば、『味の素』の味でございます。
ガツンと舌に感じる旨み成分です。
本来、自然的な旨み成分は、じわじわと感じるものです。
例えば、昆布だしはグルタミン酸が豊富に含まれており、緩やかに旨みを感じます。
だけど、化学調味料はガツンと感じます。
日本酒業界では、ずーっと、無濾過生原酒が大人気です。
あのガツンとくる、お米の旨みが多くのファンを虜にしております。
冷蔵庫がない時代では、本来、無濾過生原酒が飲めたのは、蔵で搾った時だけでした。
そういう意味では、今は、蔵に行かずして、蔵で搾ったお酒と同等なものが飲めるのはありがたいことですね。
で…
蔵で搾った直後に飲む無濾過生原酒は、料理と合わせながら飲むわけではないので、純粋に酒の味を利くものです。
だけど、我々は、普通、お酒を飲むときは、たいてい料理と一緒に飲みます。
酒だけを飲むことは少ないですよね。
そこで料理との相性が関係してきます。
ただ、我々は普段お酒を飲むときに、何を食べますか?
和食ですか?
それとも、フレンチ?イタリアン?エスニック?中華?
など、いろんな料理を食べることができます。
昔は、ここまで選択肢が多くはありませんでした。
いや、ほとんど和食しかなかったでしょう。
だけど、今は、味の濃いエスニックやフレンチも普通に食べることができます。
そうすると、味の濃い料理には、火入れの落ち着いたお酒では、負けてしまいます。
無濾過生原酒のガツンとした味わいの方が相性がいいでしょう。
また、化学調味料がきいた料理も、味わいが強いので、やはり、火入れでは負けてしまいます。
我々の食が多様化した分、合わせる日本酒も多様化したという言い方ができます。
ただ、繊細な和食に合わす酒はやはり、落ち着いた火入れのお酒が合います。
化学調味料もなく、和食しか食べる機会がなかった昔では、料理との相性という点でも火入れのお酒だけで、良かったのですね。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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