テロワール
2011.7.7
テロワール
こんにちわ。こころむすびの石田です。
ワインを飲む時にソムリエに
「ロワール川の中流域の山側の畑の~」
と説明されて、情景を思い浮かべることができる
日本人は少ないと思うが、日本酒を飲みながら
「四万十川の中流域の川魚漁が盛んな山側の~」
と説明されると、情景を思い浮かべることができる。
日本人であるがゆえに、日本という国土をイメージし
それを酒の味わいとして投影することができる。
酸がどう、香りがどうと味わいだけで酒を語るのではなく
その酒の生まれた土地の風土や郷土料理や歴史的背景などを知ると
より美味しく飲めるのではなかろうか?
長野県の小布施にある小布施ワイナリーはワイン以外にごく少量だが
日本酒も醸している。
その小布施ワイナリーの日本酒には
「sakeにテロワールを語る時がきたのです」
と書いてあり、田んぼの名前まで記載されている。
1本の日本酒には酸や香りや旨味などの表面的な味わい以外に
地理的条件や歴史的背景がある故にその味わいになったと
いう言い方ができるかもしれない。
いやー、日本酒って奥が深いっす。