2016.6.7
【お酒を語るのに「美味しい」という言葉は必要ありません。】
みなさーん、こんにちわ。
関東も梅雨に入り、弱い霧雨が降っておりますね。いかがお過ごしでしょうか?
本日は、午前中、私のメンターとワクワクミーティング、午後は、社内業務に精を出しております。
今日のテーマ
【お酒を語るのに「美味しい」という言葉は必要ありません。】
日本酒ソムリエをしていると、お客様から、よく聞かれます。
「このお酒、美味しいですか?」
と。
実は、この質問に答えるのに、私は困惑しますが、間髪入れずにこう答えます。
「美味しいかどうかでしたら、美味しいです。」
でもね…
お酒を語るのに、「美味しい」か「美味しくないか」という言葉は必要ないと思うのです。
もし、コメントするならば、自分の口に「合う」か「合わないか」の方が適切ではないでしょうか?
紙パックの大量生産しているお酒は、別としても、地酒と称するお酒は、杜氏さんはじめ、蔵元さんたちが、長い時間、丹精込めて作り上げた、いわば、農産物芸術作品です。
その作品に対して、自分の口に合わないことは、そりゃ、ありますよ。でも、その作品を「美味しくない」と切り捨てるのは、造り手に対して、失礼な気がしてならないのです。
ぜひ、明日から、「合う」、「合わない」という切り口で、お酒を鑑賞してみてください。自分の口に「合わない」お酒でも、いいところが見つかるかもしれませんよ。