日本酒よ その6

新宿での接待、こだわりの日本酒は新宿御苑こころむすび店主の想い日本酒日本酒よ その6
2011.11.24

日本酒よ その6

こんにちは。こころむすびの石田です。 ここ最近、日本酒の海外での評価が高まっています。 多くの人に飲んでもらえるのは、日本人としても嬉しいことですね。 日本酒は世界に類をみない、並行複発酵という、繊細な日本人だからこそ、 造ることができた醸造方法で醸しています。幅広い飲用温度帯や 複雑な味わいなど、世界に誇れる文化だと思います。 そんな日本酒を日本では、国税局が管轄しております。 日本酒だけでなく、ビールや焼酎、ウィスキーなど、 アルコールと称するものは、全て国税局が管轄しております。 戦時中は確かに、国の税収のかなりの割合がアルコールで占めていました。 でも、現在では、その割合はだいぶ減っております。アルコールは嗜好品だから、 税金をかけるのは問題ないのですが、そろそろ、アルコールを税収という切り口だけで 分類するのはいかがなものでしょうか? 日本酒は農産物加工品です。日本酒は日本の文化です。 特に日本酒の純米大吟醸クラスでは 造り方、味わい共に芸術的な作品といっても過言ではないお酒もあります。 日本酒はモノではありませんが、 日本の伝統工芸の一つでもおかしくない気がします。 でも、日本酒だけを特別扱いすれば、大手のビール会社や 焼酎メーカーが黙っていないでしょう。 だから難しいと思います。 ただ、海外からも注目されている今だからこそ、 税金という物差しではない、他の物差しがあってもよいのではないでしょうか? 海外でニセモノの日本酒が出回る前に、海外に向けて、 日本酒とはこういうものであるというアナウンスをしてもよいのではないでしょうか? そんな風に思うのは私だけでしょうか?
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