2017.4.30
【たまには高い日本酒を飲んでみる】
みなさーん、こんにちわ。 店主の石田です。 以前、私はお酒は嗜好品だから、 「高いからといって、美味しいとは限らない」 といいました。事実、安くても旨い日本酒はいっぱいあります。 この 『安くて旨い』 という言葉には、妙に人を引きつけるというか、 人間の心理を上手くついた言葉ですよね。 下心を見透かされた感じがします。 だから、『安くて旨いですよ』というと、皆さん反応します。 だけど、高い日本酒には、それなりに理由があります。 もちろん、 『いい米を使って、たくさん磨く』 から高いという理由がありますが、それ以外にも、味わいに複雑性が出てきます。 安くて旨い酒は、単調な美味しさです。 わかりやすい美味しさです。 だけど高いお酒はわかりにくい美味しさがあります。 例えば、 『軽くて重い味わい』 とか 『繊細ながら大胆な味わい』 と言ったように、相反する味わいが共存していたりします。 流石にこのような味わいのするお酒には、安いお酒はありません。 技術の粋を集めて造るので、必然的に高くなります。 たまには、このような蔵の威信をかけて造っているお酒に触れるのもいい経験になります。 安くて旨い酒もいいけれど、高くて旨い酒もたまにはいいですよ。 本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。