2017.6.10
【「純米酒ください」の2つの意味】
みなさーん、こんにちわ。 店主の石田です。 よくお客様から 「純米酒ください」 とリクエストされます。お客様は何のためらいもなく、聞いてきますが、実はこれには2つの意味があります。 ↑↑↑ (日本酒がわかりづらいと言われる原因の一つですね) どういうことかというと… 『純米酒』 という意味には… 1・醸造アルコールを足していないという意味の純米 つまり、米100%で造った酒という意味です。 お客様の中には 『醸造アルコールを足したお酒=悪い酒』 と考える方がいらっしゃいます。 原材料表示を見ると 『米・米こうじ』 とだけ書かれているお酒です。 (厳密に言えば、表示義務のないもので足しているものもあるのでが、ここでは簡略化します。) 2・純米吟醸や純米大吟醸ではなくて、純米という意味 つまり、精米歩合にフォーカスし、あまりお米を磨いていないお酒という意味 ただし、これもわかりづらいのですが、 『純米大吟醸は精米歩合50以下』 『純米吟醸は精米歩合60%以下』 という定義があるのですが、純米酒には精米歩合に関する定義がありません。 だから、仮に精米歩合40%のお酒であっても、純米酒と名乗ることができてしまうことです。 (普通は40%まで磨いていたら、純米大吟醸と謳っているところが多いですが…) いずれにせよ、わかりづらいですよね。 お酒をご注文されるときは、 用語で言うよりは 味わいと香りでご注文されることをオススメします。 本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。