2017.3.4
【心を結ぶメルマガってこんな感じです】
みなさーん、こんにちわ。 店主の石田です。 このブログは、私が日頃感じたことや、料理や日本酒、味噌のことをサラッと書いており、毎日更新しております。これ以外に、毎週火曜日発行で、『美味しいは楽しい!!』をキーワードに 【心を結ぶメルマガ】 を書いております。登録はこちらから このメルマガは、こころむすびに一度ご来店された方や、私とお名刺交換された方に向けて、書いております。 内容はやはり料理や日本酒についてですが、ブログの内容とは違い、深い洞察力でお役に立つ内容を書いております。 また、こころむすび主催のイベントもこちらに最初にアップします。 読者層は圧倒的にビジネスマンで、オーナー社長様や役員の方、経営幹部の方も多いので、料理や日本酒の知識が増えるだけでなく、皆さんのお仕事にも役に立つ内容で書いております。 今日はバックナンバーの一部を掲載しますので、良かったらご覧になって下さい。 以下転載~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━Vol.00019━2017.2.21━━ 【心と心を結ぶメルマガ】 ~新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■本日のテーマ『熟成刺身の魅力』 先週、富山の酒蔵、『満寿泉』さんに見学に行ってきました。 せっかくの冬の日本海、そのときに海の幸も堪能してきました。 地元で有名なお寿司屋さんに入ると、北陸でも人気のある魚『のどぐろ』がありました。 こころむすびでも、『のどぐろ』は欠かせない魚。 築地で目利きした『のどぐろ』と、捕れたての『のどぐろ』はどう違うのでしょう? 富山の『のどぐろ』は水揚げされた日の夜や、翌日に出てきます。 ですから、鮮度が抜群、ピチピチ感があり、みずみずしさがあります。 歯ごたえもあります。 新鮮な美味しさを感じますね。 ただ、脂と旨味の感じ方はやや少ないです。 これは、鮮度がよすぎるので、新鮮な水分がまだ豊富にあるからです。 この美味しさは絶対に東京では味わえないもので、地方ならではの美味しさの魅力です。 一方、私が築地で目利きする『のどぐろ』は水揚げされてから、ある程度時間(1~2日)が経っております。 これは輸送してくる時間が必要ですから、やむを得ません。 この時点で、鮮度という意味では、差をつけられており、どうすることもできません。 ところが、そこから、こころむすびでは、魚を熟成させるという概念を入れていきます。 魚が劣化する原因は、余分な水分と酸化です。 この2つを取り除いていくと、劣化させずに、魚を熟成させることができます。 熟成させることによって、旨味を強く感じるようになるのです。 まず、余計な水分は腐る原因なので、食品用脱水シートに包んでいきます。 脱水シートに包むと、水分だけが取り除かれ、旨味だけ残るようになります。 食べるギリギリまで、魚はおろさず(内臓は取り除きますが)、丸の状態で保管します。 保管は真空状態にして、空気に触れさせないようにします。 このような処理をすることによって、 『みずみずしさ』という点では、負けてしまいますが、『旨味の強さ』という点では、追い越します。 魚種にもよりますが、築地で仕入れてから、1~2周間ぐらいは平気で刺身として、ご提供しております。 もちろん、臭みなど感じさせずに。 これが熟成刺身の魅力であり、美味しさでもあります。 銀座にある、一流と言われる寿司屋の値段が高いのは、鮮度が良いからではありません。 最高のネタを熟成させて、最高のタイミングで握るから高いのです。(もちろん、場所代もありますが… むしろそちらのほうがウエイト大きいかも…(笑)) 一度、地方に行く機会があれば、意識してみて下さい。 違いを感じることができると思います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 転載終わり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ いかがでしょうか? ちょっと深い内容を書かせていただいております。 イベントに興味がある方も良かったらご登録下さい。 登録はこちらから 本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。