【文豪、開高健と処女と熟女と日本酒】
みなさーん、こんにちわ。
『新宿御苑 魚と味噌と日本酒 こころむすび』の石田です。
私が学生時代のころ、作家の開高健が好きで、彼の作品を読みふけっていた時期があります。
作家としても偉大ですが、熱心な釣り師でもあり、食通としても知られており、食と酒のエッセイも多数あります。
彼がワインについて、このように書いております。
引用始まり
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デカンタージュが教えることは、なにか?
それは、一本のワインには二人の女が入っているということなんだ。
一人は、栓をあけたばかりのときの処女、もう一人は、それが熟女に
なった姿である。一本のワインで、処女と熟女のふたつが楽しめる。
一人の人間でこれを楽しもうと思ったら、最低でも十年ぐらいの時間
幅がいるけれども、ワインならこれが三十分ほどで味わえるんだ。そう
すると、ワインは女よりいいということになるかナ。
ただし、人間の女とワインも違うところがある。ワインは栓をあけて処
女を楽しむが、人間の処女は栓をして味わうという一点である。
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引用終わり
若かりし頃の私はドキドキして読んだ記憶があります。(笑)
実は、日本酒にも処女と熟女がおります。
開けたてのフレッシュ感いっぱいのお酒が、時間が経つにつれ、まろやかになって、味がのってきます。
どちらも美味しいですし、どちらも楽しめますよ。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
■こころむすびのお店情報
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