2017.5.3
【パーソナルなサービス】
みなさーん、こんにちわ。 店主の石田です。 この話は人から聞いたものです。 1ヶ月ほど海外で仕事をされていた方が、日本に帰ってきました。 そして、久しぶりに馴染みの料理屋の暖簾をくぐりました。 大将「いらっしゃいませ」 客「大将、久しぶり。 1ヶ月ほど、海外で仕事をしていたら、大将の料理が恋しくて、駆けつけてきたよ。」 大将「ありがとうございます。」 客「むこうでは、本物の和食と酒は高くて、手が出せないよ~。 だからずっと洋食とワインばかりだったよ」 大将「そうでしたか。」 客「大将、いつもの酒をちょうだい。」 大将「あいよっ!」 常連のお客様はいつもキリッと冷えた辛口酒が好みのようです。 大将「はいお待ち!」 客「ありが・・・?違うじゃないか! 大将、いつもの酒をくれよ!」 大将「今日のあんたは顔が疲れているよ。 まして、久しぶりに酒を飲むのなら、この酒から飲んだ方がいい。 いつもの酒では、体に負担がかかってしまう。」 大将が用意した酒は、ちょっと甘めの人肌燗だった… それを飲んだ客は… 「う~ん、やさしい味だ~ 体にゆっくり染み渡るよ~ さすが!大将!旨い!」お客様の好みより、お客様の体調を心配して、酒を用意する… そのような店でありたい… 本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。